推定3~4才
体重12kg
ミックスのおんなのこ。
人懐っこく、おりこうさん。
他の犬とも仲良くできます。
ビーグル系のミックスだと思いますが、ジャックラッセル系という説もあります。
2011.10.20、大磯のOさん宅へもらわれていきました。よいご縁があってよかったです。
預かりさんコメント
- 2011.4.14から預かっています。先住犬2頭(スコッチテリア♂10才、♀9才)、4人家族(夫婦+長女5才、次女3才)、戸建+庭、室内飼いです。
- 住居の1階をフリーにしています。小上がりの和室(畳)のみNG。(見てないときにたまに上がります。顔を見るとすぐ下りるので怒られることはよくわかっている様子。それでも上がりたいのはどうしてなんでしょうか?)
- 足を拭かれることや身体を触られることに拒否感はまったくありません。どちらかというと喜びます。
- 庭に出すときは軽量ワイヤーリード5m(2520円)で繋いでいます。ジャンプ力がすごい(その場で1mくらいは楽に飛べます)ので事故防止のためです。
- リードを齧る癖があります。脱走したい訳ではなく単に繋がれているものをガジガジしたいだけだと思いますが、布やビニール系はあっさり切られました。ワイヤーのはさすがに無理です。
- 基本的にちゃんと言うことは聞きますが、まだ若いので少し悪戯好きです。ダメなことを教え込むまではゴミ箱はフタ付きに、食べ物は手の届かないところへ。
- フードは普通のドライフード(ペディグリー成犬用)を与えています。好き嫌いなくなんでも食べます。(体重12kgの適量。朝夕1カップ弱ずつ)
- 食べるスピードはそれほど速くなく、執着もあまりありません。先住犬が来ると自分から退いてしまうので、別々にあげています。
- お散歩は朝夕1回ずつ行っています。1回あたり20分~30分で、距離的には数百メートルから1kmくらいです。
- 先住犬(♂)とロンは1.5mほどのリードを一緒に繋いで、もう1頭の先住犬(♀)はフレキシブルリードで後ろからついてきます。
- お散歩としては少ない距離ですが、フィラリア治療中のため、セーブしています。フィラリアについては後述します。
- 先住犬が排尿・排便を室内でしないため、ロンにもそれに合わせてもらっています。散歩は3頭が全員ウンチをしたら帰るというふうになっています。
- ウンチはいい状態です。これまで下痢等をしたことはありません。長く散歩をさせると、2回、3回とウンチをしようとするので、そういうときは柔らかいウンチがでることもありますが、通常はしっかりした状態のウンチです。
- 室内での粗相はほとんどありません。数時間留守番させて家族が戻ってきたときに、うれしくて興奮しすぎてチビッてしまったということが1、2回かありました。(嫌がらせ的なのも1、2回あったような気がしますが…)
- 雨がひどいときは室内にトイレシーツや新聞紙を敷いておくと70%くらいの確率でちゃんとします。(30%ははみ出しています)
- シャンプーは2週間に1回程度です。全然嫌がりません。3頭まとめて洗っていますが、おとなしく待っています。
フィラリアについて
- フィラリア治療は毎月1回、治療薬(モキシデック錠、海外ではプロハートという名称の錠剤)をドライフードに入れて飲ませています。フードと一緒に何の疑問もなくペロリです。
- フィラリアに感染して体内に成虫がいる場合、治療方法としては「外科的処理でつまみ出すか」、「ヒ素等の毒薬で駆除するか」、「成虫が寿命で死ぬまで待つか」の3つがあります。
- 前者の2つは治療に相当の危険性が伴いますので、最近は獣医さんでもあまり取り入れられません。
- モキシデック等の治療薬の投与は、成虫やL1期の幼虫(ミクロフィラリア)の駆除には効果がありませんが、蚊が媒介するL3、L4期幼虫の駆除に効果があります。
- つまり、新たな感染を防ぎ、成虫は寿命(5年程度)で死ぬのを待って、L1期の幼虫も寿命(1~2年)で死ぬまで待つ治療方法です。
- フィラリア治療薬には、他にイベルメクチンやミルベマイシン等の「L1期の幼虫も駆除する薬」がありますが、フィラリアに感染している場合、多量のL1期の幼虫が血液中で一度に死ぬと、アナフィラキシーショックを起こす可能性があるので、投与前の血液検査が必須です。
- フィラリア治療中の犬を先住犬と一緒に飼う注意としては、先住犬の方にもフィラリア治療薬の通年投与が必要になります。(通年がよいようです)
- 通常、フィラリアを予防するには、蚊のシーズンの前に獣医さんで血液検査をしてもらって、予防薬を夏のシーズン飲ませる方法ですが、フィラリア治療の場合はそれを通年投与にします。
- モキシデックが成虫やL1期の幼虫を駆除しないのにどうして通年投与しなければいけないのかについては納得のいく説明が探せていないのですが、お話としては、L1期の幼虫の駆除にも若干の影響があるからというような説のようです。
- 本格的(積極的)な治療を行うのであれば、イミトサイドというヒ素化合物製剤の注射があります。これは成虫の駆除を行うもので成虫の数が少なく、犬の状態がよければ選択肢として考えてもよいかもしれませんが、リスクが高いことは覚悟した上で、この治療をしてくれる獣医さんを探す必要があります。(動物病院によってはNGのところが多いです)
- イミトサイドほど過激ではありませんが、そこそこ効果のある方法として、イベルメクチン(商品名:カルドメック)の連続投与があります。イベルメクチンはL1期の幼虫も駆除してしまうので、通常フィラリア陽性の場合は使用しませんが、獣医の管理のもと、様子を見ながら(できれば低濃度のものから徐々に)与えていけば、L1期の幼虫がいなくなるのはもちろんのこと、成虫についても(単独投与での成虫駆除効果はないにも関わらず)16ヶ月の連続投与で 56.3%減少したという報告もあるそうです。成虫の駆除に至らないまでも、成虫のメスを不胎化する効果があるそうです。
- 詳しくは「フィラリア陽性の場合の予防について」や「フィラリアについて」をご覧ください。