ミニチュアダックス(よぼぼ)

2011年8月10日没
 

オス・推定10才以上
大人しくてかわいいおとこのこ。
穏やかでまったり。
 
 
去年の12月末に来た、ミニチュアダックスのおとこのことおんなのこ。
正直、センターから出す事をとても悩んだ子でした。
ボロボロのダックス達。

女の子のほうはものすごくおばあちゃん、ってほどでもないかも?
1匹だけ出すなら、もう1匹も。
里親さんには、もらわれないかもしれないだろう。
せめて、うちで死んでくれ。そう思った子達でした。

おとこのこの名前は、よぼぼ。ほんとうによぼよぼだったので。

足は曲がり、片目が白内障で真っ白で、もう片方も曇っている。
痩せこけ、毛はばさばさで短く、歯石だらけの歯。

そして、人へ対しての、無関心。
それでも、一緒に過ごしているうちに、なんとなく意思の疎通ができるようになってきた気がしました。
ボケている、ってわけでは無い。これは大きな違い。

うちの飼い犬、長老ナッツ(今年で17才。多分)よりも若いという予想。
お散歩も、思った以上に歩くし、食欲旺盛。いくらでも食べる。
でも、歯石除去は体力的に難しいかな。
ちょっとでも、楽しく過ごせたら良し。と思っていました。

2ヶ月程前。顔の毛が、ヘンだ。と思い、見てみると、ほっぺたの辺りに、小さい穴が開いていた。
病院で診てもらうと、歯石が原因。その他にも病気が隠れてる、とのこと。
とりあえず、投薬。
このままだと、病気のせいで衰弱して死んでしまう。
お薬の毎日。

暑さのせいも重なって、徐々に、体力が無くなっていくよぼ。
大好きだったお散歩も、休みがち。

8月10日、暑い暑いその日に、静かに静かに息を引き取りました。

この夏にさんざん火葬所に行った私は、もう涙なんて出ないと思っていました。
お骨になって帰ってきて、骨壷に収めているとき。
針金の入った骨を見つけました。
火葬所のおじさんに聞くと、足の骨だろう、との事。

手術の痕。ダックスに多いO脚の手術か。
それを見つけた時、とてもとても悲しい気持ちになりました。
愛されていた時も、あった。

この記事を書いている今は、夜なので、みんなぐーぐー寝ています。
安らか。
みんなの過去は分からないけど、その分、これからは絶対にしあわせになってほしい。
その子の為だけの、特別なご縁を、しっかりつかみ取ろう。