日々、たくさんの楽しい事や悲しい事があります。
今日は、悲しいお話。
去年の12月末に来た、ミニチュアダックスのおとこのことおんなのこ。
正直、センターから出す事をとても悩んだ子でした。
ボロボロのダックス達。
女の子のほうはものすごくおばあちゃん、ってほどでもないかも?
1匹だけ出すなら、もう1匹も。
里親さんには、もらわれないかもしれないだろう。
せめて、うちで死んでくれ。そう思った子達でした。
おんなのこの名前はピコ。みるみる元気になり、里親さんへ貰われ、今も楽しく過ごしています。
おとこのこの名前は、よぼぼ。ほんとうによぼよぼだったので。
足は曲がり、片目が白内障で真っ白で、もう片方も曇っている。
痩せこけ、毛はばさばさで短く、歯石だらけの歯。
そして、人へ対しての、無関心。
それでも、一緒に過ごしているうちに、なんとなく意思の疎通ができるようになってきた気がしました。
ボケている、ってわけでは無い。これは大きな違い。
うちの飼い犬、長老ナッツ(今年で17才。多分)よりも若いという予想。
お散歩も、思った以上に歩くし、食欲旺盛。いくらでも食べる。
でも、歯石除去は体力的に難しいかな。
ちょっとでも、楽しく過ごせたら良し。と思っていました。
2ヶ月程前。顔の毛が、ヘンだ。と思い、見てみると、ほっぺたの辺りに、小さい穴が開いていた。
病院で診てもらうと、歯石が原因。その他にも病気が隠れてる、とのこと。
とりあえず、投薬。
このままだと、病気のせいで衰弱して死んでしまう。
お薬の毎日。
暑さのせいも重なって、徐々に、体力が無くなっていくよぼ。
大好きだったお散歩も、休みがち。
8月10日、暑い暑いその日に、静かに静かに息を引き取りました。
この夏にさんざん火葬所に行った私は、もう涙なんて出ないと思っていました。
お骨になって帰ってきて、骨壷に収めているとき。
針金の入った骨を見つけました。
火葬所のおじさんに聞くと、足の骨だろう、との事。
手術の痕。ダックスに多いO脚の手術か。
それを見つけた時、とてもとても悲しい気持ちになりました。
愛されていた時も、あった。
この記事を書いている今は、夜なので、みんなぐーぐー寝ています。
安らか。
みんなの過去は分からないけど、その分、これからは絶対にしあわせになってほしい。
その子の為だけの、特別なご縁を、しっかりつかみ取ろう。