2011/8/18

日々、たくさんの楽しい事や悲しい事があります。

今日は、悲しいお話。

 

去年の12月末に来た、ミニチュアダックスのおとこのことおんなのこ。

正直、センターから出す事をとても悩んだ子でした。

ボロボロのダックス達。

女の子のほうはものすごくおばあちゃん、ってほどでもないかも?

1匹だけ出すなら、もう1匹も。

里親さんには、もらわれないかもしれないだろう。

せめて、うちで死んでくれ。そう思った子達でした。

おんなのこの名前はピコ。みるみる元気になり、里親さんへ貰われ、今も楽しく過ごしています。

おとこのこの名前は、よぼぼ。ほんとうによぼよぼだったので。

足は曲がり、片目が白内障で真っ白で、もう片方も曇っている。

痩せこけ、毛はばさばさで短く、歯石だらけの歯。

そして、人へ対しての、無関心。

それでも、一緒に過ごしているうちに、なんとなく意思の疎通ができるようになってきた気がしました。

ボケている、ってわけでは無い。これは大きな違い。

うちの飼い犬、長老ナッツ(今年で17才。多分)よりも若いという予想。

お散歩も、思った以上に歩くし、食欲旺盛。いくらでも食べる。

でも、歯石除去は体力的に難しいかな。

ちょっとでも、楽しく過ごせたら良し。と思っていました。

 

2ヶ月程前。顔の毛が、ヘンだ。と思い、見てみると、ほっぺたの辺りに、小さい穴が開いていた。

病院で診てもらうと、歯石が原因。その他にも病気が隠れてる、とのこと。

とりあえず、投薬。

このままだと、病気のせいで衰弱して死んでしまう。

お薬の毎日。

暑さのせいも重なって、徐々に、体力が無くなっていくよぼ。

大好きだったお散歩も、休みがち。

 

8月10日、暑い暑いその日に、静かに静かに息を引き取りました。

 

この夏にさんざん火葬所に行った私は、もう涙なんて出ないと思っていました。

お骨になって帰ってきて、骨壷に収めているとき。

針金の入った骨を見つけました。

火葬所のおじさんに聞くと、足の骨だろう、との事。

手術の痕。ダックスに多いO脚の手術か。

それを見つけた時、とてもとても悲しい気持ちになりました。

 

愛されていた時も、あった。

 

 

 

 

この記事を書いている今は、夜なので、みんなぐーぐー寝ています。

安らか。

みんなの過去は分からないけど、その分、これからは絶対にしあわせになってほしい。

その子の為だけの、特別なご縁を、しっかりつかみ取ろう。

 

 

 

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