日々生活している中で、毎日みんな色んな事を考え、行動し生活していると思います。
例えそれが仕事でも、自分のやりたい事でも一生懸命にやり、努力すれば何か自分にとって得るものが生まれる。
今日は楽しかったねと思える日もあれば、何もかもがうまくいかない日もある。
でもそれはどちらも特別な事ではなく、当たり前の事。
何かを頑張れば頑張るほど自分を追い込まなくてはいけない時もある。
きっとそれを真剣に悩み、考える事に無駄な事なんて一つもない。
シェルターに来る前、私の元に居たのはダックスの子一頭。
そして、その後5頭の犬達を譲渡してもらい暮らしていました。
5頭の犬でさえ、小型犬一頭しか飼った事なかった私には、何もかもが初めてで毎日どうして良いか分からない事も沢山ありました。
楽しいというよりも、仕事とこの子達とどううまく暮らしていくか?
多分毎日その時は必死に考えていました。
きっと気持ちに余裕なんてなかった。けれど、ふっと不思議にその力がスッと抜けた時がありました。
多分、その時が私とその子達の本当の生活の始まりだった気がします。
楽しいね。幸せだね。一生私が守ってあげるからねと思える不安を超えた気持ち。
だからそれは、今もこれからも自分にとっての宝の気持ちです。
人一人としての自分の犬に思う気持ち。
人生には、みんな先の事なんて分からない未来がそれぞれにあります。
だからこそ、夢や希望を持つ。
私がシェルターに来たばかりの頃、私にはそんな過去があっても全てが初めての事ばかりでした。
当時、100何十頭の犬達との生活。
今までの人生でそんなにたくさんの犬達に囲まれる事なんてなかった。
犬の声で近くで話す人の声さえ聞こえない。
犬の声でドキッとして起きる毎日。
この瞬間、手を出したら噛まれるのかな?
なんでこんなに喧嘩するのかな?
猟犬って何だろうな?
何でこの子はこんなに吠え続けているのかな?
十何頭の散歩を私に出来るのかな?
逃がしてしまったらどうしようかな?
みんなの楽しみのごはんも用意するのに精一杯。楽しく食べれたかな?
常に追われている気持ちになる時もあり
??と不安ばかり頭の中に浮かんでいました。
朝が来るのが怖い日もあった。朝日は綺麗なはずなのに明るくならないで欲しいと思った。
自分の犬と暮らし、楽しいお散歩に行き、嬉しそうにごはん食べる姿に喜びを感じ、この子達といる事が幸せだと思っていた事ばかり思い出してしまう事もあった。
私の中で感じていた「犬」との生活とは正直かけ離れている事ばかりでした。
犬と暮らすのは楽しくて、例え大変な事があっても、一緒に頑張ろうと思っていた気持ちが薄れてしまうんではないかと不安になる時もあった。
自分の時間も生活も全て捨て、毎日必死にそこで生きている命と向き合う。
ひとつひとつの行動に全神経を集中させる。
命を救う事はある意味「極限」だと思った事もありました。
その極限に吸い込まれてしまいそうな時もある。
何とか精神を保たなければと思う時もある。
でもそんな時はきっと何をしてもダメなんです。
そんな時は、ほんの少しだけの心の隙間で「完璧なんてないんだ」って思うんです。
どんな事でも、みんな初めは不安で分からない事だらけ。
そういう中で、経験し、行動し、失敗し、学び自分の知識に変化させていく。
シェルターは休みなく動き、止まることはないです。どんな状況でも自分と同じ命ある者達だからです。
その中で、日々色んな事を感じ、月日が経っていきます。
今自分が思い感じる事。
例えば大半の人は、毎日を楽しく暮らし、幸せでいたいと思うと思います。
当たり前なふつうの生活をしたい。
それは私もそう思います。
けれど、それはきっと犬達もそうだなと思います。
そして、今自分が置かれている状況、これから何かを始めようと思う時。
きっと初めは不安ばかりだと思います。
それが相手が命あるものならなおさらだと思います。
でも、どんなことに対しても、踏み出す一歩を踏み出せた時、それがたとえ失敗しても成功してもなにか得るもの、感じる心があります。
例えそれがどんなに小さな出来事でもくだらない事なんてない。
そして、今まで自分が知らない、出来なかった事が出来た時、自然に自信と気力が沸いてくる。
大変、しんどいで済ませてしまえば、何事もそこまでで終わり。けれどそこからまた自分をリセットし何か新しい事に挑戦出来たらまた一つ成長できる。
過去も現在も未来もそれぞれに大切な事です。
人それぞれもし人生の絵本や小説があったとしたら、少しでも沢山の絵をそこに描きたいと思うし、文章を綴りたいと思うと思います。
これから先の未来の為に・・・。
今日は、湘南国際村譲渡会です。
犬達のこれからの幸せの導きに行って来ます。
そして、皆様にも幸あれ!!
KDP Kayoko Shimada